えのきってどうやってつくるの?
えのきの栽培は、他のきのこと同様、まずは培地(植物でいううところの土にあたります)作りから始まります。とうもろこしの芯などで上質の培地を作り、徹底的に栽培したところに種菌を植え付け、約28日間に渡って培養。発芽した後は室温を下げて芽の伸びをを抑え、芽数を増やすように調整しながら、さらに室温を下げて育成を管理し、同時に傘ができるだけ大きく育つように工夫します。ある程度育ったえのきは、まっすぐ伸びるように周囲に紙を巻き、傘の大きさを整えながら丁寧に栽培。収穫までの一連の工程に必要な日数は約2カ月です。
1.培地調合
ビンの中に詰める培地(土)を混ぜ合わせます。 |
2.詰込み
培地をビンに詰めてフタをします。 |
3.殺菌
カビなどの害菌を高温・高圧で殺菌しますので、農薬は必要ありません。 |
4.接種
えのきの菌は、とってもデリケート!他の菌(害菌)が入らないようきれいな部屋で行います。 |
5.培養
菌が付けられた瓶は28日間培養されます。えのきの菌糸をビン全体に繁殖させます。 |
6.菌掻き
ビン口培地の古い菌糸だけを除去し、水を与え、えのきの発生を促します。 |
7.発芽
えのきの芽を出させます。 |
8.ならし
温度を下げて、芽の伸びを抑えながら、芽数を増やしていきます。 |
9.抑制
さらに温度を下げて芽の伸びを抑え、芽数を増やしながら、傘を大きくしていきます。 |
10.紙巻き
えのきがまっすぐ伸びるように紙巻きをします。 |
11.生育・収穫
傘の大きさを整えながら、ゆっくり育てる最終工程です。そして1本1本、丁寧に収穫します。 |
12.包装
その日のうちに包装して出荷します。 |